呉勝浩の最新作『Q』がいよいよ11月8日に発売! プロモーションビデオ2本を公開します。
物語の舞台である千葉・富津と渋谷、その間を結ぶ「東京湾アクアライン」を主人公の「ハチ」が青いスポーツカーで走らせるシーンが何度も登場します。さまざまな思いのある「富津」と、「キュウ」や「ロク」が暮らす「東京」をつなぐ「東京湾アクアライン」は、舞台の場面を切り替えるかのように小説のリズムに大きな影響を与えています。今日公開する動画2本は、そんな東京湾の向こう側、千葉の山のなかで撮影しました。どうぞお楽しみください。
『Q』特設サイト https://www.shogakukan.co.jp/pr/q
『Q』公式Xも開設しました! https://twitter.com/Q_20231108
特設サイトでは『Q』の内容紹介のほか、「登場人物紹介」「あらすじ漫画」「本文試し読み」「プロモーションビデオ」を公開しています。
刊行まで毎週水曜日にコンテンツの更新を行なっていく予定です。どうぞご期待ください。
【あらすじ】
千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身。ようやく手に入れた「まっとうな暮らし」から、はみ出さぬよう生きている。ある日、血の繋がらない姉・ロクから数年ぶりに連絡が入る。二人の弟、キュウを脅す人物が現れたというのだ。
キュウにはダンスの天賦の才があった。彼の輝かしい未来を守るため、ハチとロクは、かつて、ある罪を犯していた。華々しくデビューし、注目を集めつつある今、それが明るみに出ればスキャンダルは避けられない。キュウのため、ハチは守り続けた平穏な日々から一歩を踏み出す。
一方、キュウをプロデュースする百瀬は、その才能に惚れ込み、閉塞感に喘ぐ社会を変えるカリスマとして彼を売り出す。〈Q〉と名付けられたキュウは、SNSを通じ世界中で拡散され続けた。かつてない大規模ゲリラライブの準備が進む中、〈Q〉への殺害予告が届く。
犯人は誰なのか。凶行を止めることはできるのか──。
血の繋がらない姉と弟と「わたし」。 三人を取り巻く〈現在―いま―〉の物語。
呉 勝浩『Q』
定価:2,420円(税込)
四六判上製672ページ
2023年11月8日刊行予定
小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09386699
引用元