業界の常識を再定義した技術革新と製品によって、アウトドアプロダクトの進化をリードしてきたアークテリクス(アメアスポーツジャパン株式会社 本社:東京都新宿区新宿6丁目27番30号新宿イーストサイドスクエア6F 、代表者:Sean Hillier)は、ブランドの象徴でもある「ALPHA SV JACKET(アルファ SV ジャケット)」が今季、リデザインをして発売。
今回のリデザインに合わせ、ブランド創業初期から進化し続けるシェルジャケットなどのアーカイブ40着を展示する「ARC‘HIVES(アーカイブス)」イベントを本日2023年11月1日(水)より開催。それに先駆け、メディア向けのレセプションが昨日10月31日(火)に開催されました。
発売されてから25年、いくつもの進化を遂げてきた「アルファ SV ジャケット」の更なる進化を機に開催される今回の展示会では、「アルファ SV ジャケット」の進化の過程を語る上では欠かせない1998年に初めて生産されたアークテリクスのハードシェルをはじめとしたアーカイブの一部となる40点を展示。一般公開に先立って行われたレセプションには、関係者やメディアが参加。担当者からそれぞれの商品にまつわるストーリーを聞きながら流行に左右されない美しいデザインやそれを実現するクラフトマンシップの力、ブランドの哲学を体験。
- 「ARC‘HIVES(アーカイブ)」イベント概要(一般公開)
開催日時:2023年11月1日(水)~ 5日(日) 11時~20時
入場料金:無料
開催場所:Hz-Shibuya 渋谷区宇田川町4‐3
- 「ARC‘HIVES(アーカイブ)」イベント当日の様子
展示ツアー
ヒーロープロダクト6点を中心に展示品の解説をしながら会場をまわり、プロダクトのこだわりや進化の過程を直に見ていただきました。
▽ヒーロープロダクト(抜粋)
①THETA AR JACKET(シータ AR ジャケット)
1998年
【世界を変えた一着】世界を変えた一着。1998年に初めて生産されたアークテリクスのハードシェルは「アルファ SV ジャケット」以外に「ベータ AR ジャケット」と「シータ AR ジャケット」の合計3モデルあった。前年1997年のアウトドアリテーラーショー(ソルトレークシティ)で発表され、当時ゴア側との生産キャパとして握っていた2000着分の注文キャパシティが、リテーラーショーのスタートから3時間で埋まってしまったという。この「シータ AR ジャケット」は後年になって、廣沢氏が北米出張の際にテキサスのアウトドア小売店で(新品で)出会った際に購入したもの。フロントの3本の止水ジッパーのデザインと、ゴールド刺繡がデザイン上の大きな特徴となっている。カナダ製。
②HELI GUIDE JACKET for CMH(ヘリ ガイド ジャケット for CMH)
2007年
【スペシャルモデル】CMH(CANADIAN MOUNTAIN HOLIDAYS)はカナダ・アルバータ州・バンフを拠点とし、50年以上の歴史を持つ、ヘリスキー・ガイドツアーのパイオニア。アークテリクスはエキップメント・ギアパートナーとして長年CMHのガイド用ギアを制作している。2007年に制作されたこのヘリガイドジャケットは、アークテリクスがCMH向けにデザインしたスペシャルモデルで、インラインモデルには搭載されないラジオ(無線機)ポケットがついている。カラーコンビネーションは、ヘリパイロットが上空からでもグループを見つけやすく、視界不良な環境下でもクライアントがガイドを探しやすいようにオレンジとイエローを採用している。カナダ製。
③SIDEWINDER SV JACKET(サイドワインダー SV ジャケット)
2009年
【世界を変えた一着】湾曲したジッパーが界隈に衝撃を与えた。デザイナーはスノーボーダーで雪山の滑走ラインからインスピレーションを得た、湾曲したジッパーは、滑走時の顎との干渉を低減し、レイヤリング時にジッパー同士が重なるのを防ぐ、という目的があった。また、ジッパーを開けていてもきちんとカラーが立った状態を保持できる利点もあった。このジッパーは当初ベンダーがこの特殊なタイプを製造していなかった為、バンクーバー本社デザインセンターのマシンルームで、金型にいれて、加熱して手作業で整形していたという。カナダ製。
- 「ARC‘HIVES」イベント当日の様子
トークショー
まず最初に廣沢氏より、アークテリクスを知ったきっかけについて伺いました。「アメリカに買い付けに行ったとき、お世話になっていた(ソツカンパニー)の方に教えていただいたことが始まりでした。初めてアークテリクスのプロダクトを見たときは、絶妙なカラーリングと非常に丁寧な縫製に衝撃を覚え、そこからファンになりました。」と印象的な出会いを語ってくれました。また、先輩が間違って買ったものを譲ってもらったのがきっかけとなり、一番最初に手に入れたプロダクトは「ミウラ」。そんな廣沢さんが、今回並んでいるプロダクトの中で、最も思い出深くイチオシのものに選んだのは、シータ AR ジャケットでした。「初めてゲットしたジャケットで、むき出しの3本のジッパーが印象的であることや、ワントーンに見えるが、実はツートーンになっていることが特徴で、アークテリクスの技術が詰まったプロダクトです。」とお話いただきました。また、プロダクトが非常にきれいな状態で保存されているように見えるが、どのようにケアをしているのか、という質問に廣沢氏は「基本的に家の洗濯機で洗濯し、その中でも特に皮脂が目立つ首元は重点的に洗います」と回答し、製品のお手入れへのこだわりも語ってくれました。
登壇者:ビームス 廣沢 慶氏
91年にビームスに入社し、97年からメンズカジュアルのバイヤーに。アウトドアカルチャーに精通し、アウトドア部門のバイヤーを経て、原宿のショップスタッフとして活躍。その後、22年2月に退社し、22年6月より契約デザイナーとして活躍。伝説的なアークテリクスの別注、クレイジーカラーシェルを手掛けたことでも知られる。冬はテレマークスキーでゴアテックスシェルが活躍するそう。
展示の様子
- 25周年を迎える「ALPHA SV JACKET(アルファ SV ジャケット)」の進化
クライミング用ハーネスの製造からスタートしたアークテリクスの、初めてのシェルジャケットとして誕生。以来フラッグシップ商品としてアークテリクスの哲学を体現し、25年間進化を続けてきました。
今回リデザインされ、 11月6日(月)に店頭発売※される「アルファ SV ジャケット」は、 「耐久性こそがサステナビリティにつながる道である」というアークテリクスの信念のもと、人と地球への影響を考え、試行錯誤を重ねた結果、厳しい自然の中で求められる高いパフォーマンスを叶え、longevity (ロンジビティ)を誇る100%リサイクル素材を採用することに成功しました。
※公式オンラインサイトでは同日抽選販売。抽選のエントリーは終了しております。
ALPHA SV HISTORY ▶ https://arcteryx.jp/pages/alphasv-history
- 「ALPHA SV JACKET(アルファ SV ジャケット)」の進化のストーリーを体験いただく取り組み
ARC‘TERYX UNCOMMON 002 Window art project 「 “HENNGE” (変化)by Kosuke Kawamura」 概要
新たに進化を遂げる“アルファ SV ジャケット”と“着用フィールド”進化の大きなポイントでもある、サステナビリティストーリーを河村康輔氏がアートでお伝えします。第二弾となる今回は、原宿・丸の内、心斎橋にて限定展示。季節によって「HENNGE(変化)」し続けるショーウィンドウは、ブランドとストリートのインターフェイスともいうべき重要な存在となり、そこから新たなストア体験が始まります。
展示期間 :11月1日(水)~
実施店舗 :アークテリクス 原宿ブランドストア
東京 丸の内ブランドストア
大阪 心斎橋ブランドストア
アーティスト:河村康輔
コラージュアーティスト、アートディレクター、グラフィックデザイナー。多数のアパレルブランドにグラフィックを提供する傍ら、ライブ、イベント等のフライヤーDVD/CDのジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションを手掛ける。ジャンルを横断したコラボレーション多数。国内外の様々な美術館やギャラリー等で個展やグループ展を開催。Adidas ORIGINAL、NIKE、TOYOTA、Mercedes-Benz、大友克洋原画展メインビジュアル、Katsuhiro Otomo x Kosuke Kawamura 「AKIRA ART WALL」など、様々なコラボレーション、アートワークを提供。 ボイスマン美術館(オランダ・ロッテルダム)に大友克洋氏との 共作が収蔵。2022年、UNIQLO「UT」クリエイティブ・ディレ クター就任。
河村康輔:https://www.instagram.com/kosukekawamura
ー 会社概要 ー
会社名
アメアスポーツジャパン株式会社 AMER SPORTS JAPAN, INC
本社本拠地
〒160-0022 東京都新宿区新宿6丁目27番30号 新宿イーストサイドスクエア 6F
代表取締役
Sean Hillier(ショーン・ヒリアー)
アークテリクスは1989年にカナダ西部ブリティシュコロンビア州・バンクーバーで誕生した。太平洋沿岸部に広がる『コーストマウンテン』と呼ばれる急峻な山岳地帯まで、車で約1時間。日常の中にアウトドア・アクティビティが自然に溶け込んだこの街で、クライミングギアを製造販売するガレージブランド『ロックソリッド』としてスタート。
1991年には、熱成型3Dフォームを活かした「Vapor Harness」を発売するとともに、生物の進化の歴史で最初に
空を舞った鳥とされる『始祖鳥』をモチーフに、社名をARC’TERYX(アークテリクス)に変更した。製品は常に「デザイン フロム スクラッチ」から創り出すという哲学に基づき、『コーストマウンテン』の豊かで厳しい環境の下で培われた技術や経験を基盤に、「デザイン・クラフトマンシップ・パフォーマンス」に拘り、業界の常識を再定義する技術革新を続けながら、最高のパフォーマンスを発揮する最高品質の製品を生み出し、アウトドアプロダクトの進化をリードし続けている。
WHAT ARC’TERYX IS
https://arcteryx.jp/pages/whoweare/
ー 公式SNS ー
Instagram :https://www.instagram.com/arcteryx_jp/
YouTube :https://www.youtube.com/arcteryxjapan
Facebook :https://www.facebook.com/ARCTERYXJP/
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